夢を見るとき、夢を見ようとしているわけではないのです。
なのに、悪夢ばかりが続くのはどういうことでしょう。
記憶の外部化ができないので、きっと夢を記録することもできないんでしょうね。
もしかすると、一秒でも過ぎてしまった過去も、記憶分類上は夢と同じなのかもしれま
せん。というのは以前書きましたよね。
夢を覚えていないと、それはそれでちょっとつまらない。
昔はよく、二本立て、三本立ての夢を見たものです。
アクションモノだと本当に面白い。
憶えているのは、
真田広之が出てきて、どこか外国の空港。
どうも彼はどこかの国の諜報員らしいのです。
で、わたしとともに作戦を。
詳細は忘れました。
前田愛と遊園地でデートした。
なぜかジェットコースターに二人で乗った。
この夢はみんなにバカにされました。
いいじゃねーか、前田愛。かわいいんだから。
どこかの学校か会社の事務所にわたしがいると、夜、蟹江敬三が、
「保険入りませんか」
と現れた。
詳細は忘れた。
こんな調子ですよ。
有名人が出てくるとろくなことがありませんよ。
もっとも、強烈なマンガや映画を見たあとは、それの夢を見るので困ります。
「なるたる」を全巻読破したあとは、恐ろしい夢を見てしまい、困りました。
ええ、「ディープインパクト」的夢もみましたよ。
怖かったです。
恐ろしい夢です。
困りましたね。
夢はわたしにとって、決して楽しいものではないのですよ。
案外わたしに苦痛を与えてくれるのです。
やってられません。
もっとも、見た夢をほぼ憶えているというのもどうかと思うのですが、案外わたくしの
創作活動に有益な部分もあるのでなんともいえません。
以前から書いているように、わたしは架空の街の夢を見てしまうのです。
夕景の街、夜の街、真昼間の街はあんまり見ないのですねぇ。
家に帰ろうとしているような。
でも、現実の家ではなくて。
理想の街かと思えばそうでもなくて。
頭の中で夢を見てるときは、現実の街だと思ってみているのですよ。
ところが!
目がさめると「どこだあれは」と。
不思議なものです。
友人たちには話をしていますが、「夏の扉」のラスト近く、鳴海と老婦人、そして怜のシ
ーンは、あれはそっくりそのまま夢で見た風景なのですよ。
「鳴海」という名前は、夢でそのままでてきた名前だし、「稲村医師」は、診察室の壁に
「稲村医師 不在」というプレートが出ていたので(夢の中で)そのままいただきました。
ただひとつ夢と違うのが、夢の中でのシーンは、そのまま「施設」の中でのシーンだっ
たのですが、実際の小説では、老婦人が収容された別の病院のシーンになってしまいまし
た。
でもおおむね同じ。
あの夢を見たあとは、とうぜん鳴海の意識が自分そのものに投影されていたので、泣い
てました。
号泣して目を覚ましたのは珍しいことではないとはいえ、あれは感動しました。
そのままノートに書き込んでできたのが、「夏の扉」のプロット。
もちろん今とはタイトルも違うんですが。
そういう意味では、夢も有益ですね。
というわけで、猛烈に眠いです。
楽しい夢を見たいところです。
OKさんの夢とか。
昔はよく見てたな〜、好きな女の子の夢。
夢の中で、
「付き合ってよ」
「うん、いいよ」
ああ、はい。思いましたよ。「これは夢だ、こんなことあるわけがない」
まあそんなもんです。
はい。
ではまた。
(2004-04-11)