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東京

 
 北海道新幹線。
 本当に作る気でいるのでしょうか。
 昨日ついつい新幹線の話をしてしまったので、今日は何となく新幹線の話です。

 私は新幹線に一度だけ乗ったことがあるのですよ!
 あれは1992年の9月でした。とても暑い日でした。といってもあちらではあれが当た
り前の気温なのでしょうが、京都38度。いかれてます。どういうことでしょうあの暑さ。
 そして私は東京へ向けて新幹線に乗りましたとさ。よくわかりましたね、修学旅行です
よ。

 行程をご説明しましょう。聞きたくないといっても暇なので書いてしまいます。
 北海道は旭川市を出発します。スーパーホワイトアローは札幌行きでそれに乗ります。
80分で札幌市に到着します。残念ながら札幌から函館方面へ千歳や苫小牧を経由しようと
思うとスイッチバックになります。というわけでいったん札幌で電車を降り、函館行きの
特急に乗り換えます。たぶん「北斗」か何かに乗ったような気がします。

 そのまま列車は快適に走りつづけ、夕刻、函館に到着します。
 函館で乗り換えです。昔ならば青函連絡船なのでしょうが、もうありません。
 毎秒何トンもの水が湧き出してポンプ施設フル稼働の青函トンネルです。アルカーイダ
も狙っているという噂の青函トンネルです。確かに戦略的価値は高いのでしょう。これを
伝えば北海道や本州へ、いろいろ行き来できます。しかし北海道に攻め込んでも価値があ
りません。

 函館て乗り換えるのは寝台特急の「日本海」です。以前は青森止まりだったようですが、
トンネル様が完成してからは、函館に乗り入れているようです。24系25形客車をつない
だ寝台特急で、14系や20系と違って、二段式の寝台です。どうせ寝ないから関係ないの
ですが。

 ED79電気機関車に引っ張られて、いまやすっかりボロクソになりはてた24系客車はギ
シギシいいながらトンネルに突入です。木古内を過ぎたあたりで、津軽海峡線は新幹線規
格になります。線形も高速運転に対応した路盤で、当然PC枕木です。コンクリート製な
のに枕木とはこれいかに。

 青函トンネルはただのトンネルです。海底トンネルとはいっても、海底のさらに下を掘
り進んでいるので、海の底だろうが山の下だろうがトンネルはトンネルです。面白くもな
んともありません。途中、吉岡海底、竜飛海底と、実は真上は海底じゃないのに海底駅を
通過します。ドラえもん列車に乗れば降りることができますが、新幹線が走り始めたらど
うする気でしょう。

 トンネルは53キロあります。なんと世界最長です。よく作ったものです。日本万歳。
 485系「はつかり」はここを時速140キロで駆け抜けますが、これは踏み切りがないか
らです。踏切がある場合は、法定速度が130キロと決まっているようで、だからスーパー
ホワイトアローも回復運転やるとき以外は130キロ以上出しません。ええ。回復運転中だ
ったのか、私は一度だけ、スーパーホワイトアローの運転台で、速度計が140を回ってい
るのを見ました。車の性能的には180くらい出るようです。怖いですね。電車。トルクの
化け物です。

 ED79電気機関車はいい加減ポンコツです。だからスピードは控えめに。安全はスバル
の願いです。
 竜飛海底を過ぎると、線路は登ります。青森側の坑口を過ぎると、津軽今別です。なん
と青森県にあるのに、JR北海道の駅です。鉄分高い人以外はどうでもいいことです。将
来はここに「奥津軽」という新幹線の駅を作る気でいるようですが、無駄です。誰が理由
するのでしょう。なぜかというと、津軽今別に併設して、津軽二股というJR東日本の駅
もあるからです。とてつもなくローカル駅です。
 そして列車は青森駅で機関車を交換します。北斗星ならEF81ですが、日本海は忘れま
した。友達といい加減ダラダラ話をしていましたので、機関車交換作業など見てません。

 青森から秋田、奥羽本線を列車は日本海沿いに走ります。すっかり夜です。
 夜が明けたら多分富山です。
 確か富山でしたよ。
 高岡を通過したとき、「藤子先生の故郷だ」などと考えた記憶がありますが、はい、眠か
ったです。
 夜はずーっと好きな女の子の話とかをしてましたので。若かったですね。

 そして京都に着きました。
 暑かったです。

 本州の暑さは気が狂ってます。
 一度以前真夏に東京へ行ったときも思いました。
 羽田空港でボーディングブリッジへ飛行機から一歩踏み出したとき、熱気がきたのです。
 ターボファンエンジンの排気かと思いましたよ。実は東京の熱気でした。
 狂ってます。
 熱帯雨林気候です。
 前橋の方が過ごしやすかったですよ。
 狂った街です東京。

 そして、新幹線に乗ったのですよ。
 速いですね。
 あのころ乗った新幹線が何系なのかは知りません。
 とてつもなく速かったですね。時速200キロ。ええ。すばらしい。

 しかしながら、北海道まで新幹線が来たところで、誰か乗りますか?
 札幌から函館へ行くのは早くてよいかも。でも安くないと。
 札幌から東京まで新幹線に乗る人はいるのかな。
 ご存知のとおり、新千歳⇔羽田の航空機利用客数は、なんと世界一です。世界一なので
すよ。
 そこに新幹線がきたとして、値段が航空機より安くないかぎりは……。物好きな人は乗
るでしょうけど。私も一度くらいは乗ってみたいかな。「札幌発 東京行 新幹線「北斗」」
なんて。ちょっといいかも。

 安ければ。


(2004-05-08)



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