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エンクローズド

 
 お久しぶりでございます。
 もう無理して毎日更新するのはやめました。疲れるからです。残念です。
 というわけで、今日はなんとなくいままで気になっていた事柄についてダラダラと。
 書かなくてもいいですか?
 書きたいので放っておいてください。

▼架空戦記のこと
 私は架空戦記物が嫌いです。
 理由をダラダラと書いたところでそれは批判にしかならず、また、好きな人がいるから
いまだ根強くそのジャンルが存在しているのだと思うから、「わたしは嫌い」。それでいい
かなと。
 架空の歴史は好きなんだけれど、それはまあ、「連合艦隊ついに勝つ」程度にしておいた
ほうが無難なところで、現在の、過去を知っている我々が当時の戦記を改ざんしたところ
で、どうにもこうにも燃える物がないわけで。
 その点、矢作俊彦の「あ・じゃ・ぱん」という本は、そういう意味で面白かった。よう
するに、日本が東西に分割された戦後の話。
 西日本の首都は大阪で、当然標準語は関西弁で、東日本の首都は東京、赤化されている
わけで、中曽根書記長がいる、という具合。ちょっと癖のある文体なので、二回読もうと
は思わないんだけれど、架空の戦後、というテーマでは、非常に皮肉も効いていて面白か
った。
 ようするにそういうものが好きなわけで、この「MATERIAL」でときどき書いている、あ
の「ユーリ」が出てくる話(もしかして誰も読んでないとか?)は、あれもいちおう架空
の戦後です。
 私が燃える話は、そういう話です。
 たとえば、「戦艦大和、国会で予算が承認されず、とうとう退役へ」。こんな話誰も書き
ません。なぜでしょう。不思議で仕方がありません。
「日本が第二次世界大戦を経験しなかった戦後」というものに非常に興味があるので、も
しあの戦争がなければ暗黒の時代が続いた、などど、戦後民主主義の洗脳から解けていな
い妄想をする方々も多いわけですが、戦中・戦前世代の方々の話を聞くと、これはもう戦
前の日本の方がよほどいい国で、やはりあの戦争、負けるべきではなかったとつくづく思
うわけです。
 やはり、「日本空軍」の主力戦闘機は当然ジェット戦闘機で、国産だったんだろうなぁと
か、「日本海軍」の「機動部隊」は健在で、アメリカ海軍と太平洋上で睨み合ったりしたの
だろうか、などと思うわけです。
 あの戦争に負けていなければ、というより、第二次世界大戦で日本が参戦しなければ、
アメリカも参戦せず、当然「太平洋戦線」という口実がないので、欧州戦線にも裏口参戦
できませんので、ドイツがヨーロッパを席巻していた可能性もあるわけです。民族浄化の
ことを考えると、それはどうだろうと思うのですが、アジアに関しては、日本が健在の「も
うひとつの戦後」は、きっといまより平和だったに違いないだろうと思ったりもします。
 おそらく「中華人民共和国」が存在しません。朝鮮半島も分裂していない可能性が高い
ですよね。ただ、ソ連対日本という冷戦構造が生まれていたかもしれません。欧州では、
ドイツ対ソ連ですよね。アメリカは?
 モンロー主義に凝り固まったままだと、いまのような暴君国家にはなっていなかったか
もしれません。
 これまた、「たら」「れば」の世界で、史実を知っているから好き勝手に話せるのかもし
れませんが、戦闘そのものを描くより、こうした「架空の戦後史」を描いてくれる方が、
わたしはよほど楽しいのです。

 「ユーリ」が出てくる、「仮称・海峡の光」については、対米戦が実現しなかった日本の
姿です。が、北海道はソ連に占領されています。対米戦が存在しなければ、ソ連の北海道
占領もありえないような気がするのですが、歴史はどう転ぶかわかりません。
 まあ、「太平洋上を遊弋する日本海軍空母」とか、「室蘭沖で日本海軍の74式戦闘機と駐
留ソ連軍のSu-27戦闘機が異常接近」「津軽海峡は日本海軍が封鎖中」、こんなエピソード
をなんとなくちりばめたかったので書いただけなんですけど。
 はい。
 えー、
 新海誠の新作に似てると思った方、申し訳ありません。確かに影響相当受けてます。
 でも、まあちょっと違うぞ、ということでよろしく。

▼マニア受け
 どうなんでしょう。
 飛行機でいうと、一時期私もソ連機に興味があったのですが、Su-27ファンが予想以上
に日本国内に多く、実際、造形としては相当に美しい飛行機だとは思うのですが、あまり
にその性能について過大評価されている部分が多いと思うのですね。
 戦闘機の機動性というのは、もはやF-15の「+9G/-3G」がどうも限界のようで。
 飛行機の限界ではなく、パイロットの限界。
 しかも現在は、戦闘機同士の巴戦など起こるはずもなく、「航空優勢」をしっかり取った
あとで、爆装した戦闘機が爆弾を落としまくって終わり、という雰囲気でございます。
 領空侵犯措置などでは、F-15などの大推力を誇る戦闘機がインターセプトしたりもして
おりますが、やはり空中戦が起こるかどうかというと、メタクソに射程が長く、しかも命
中精度のやたら高いミサイルが雌雄を決してしまうようで、ポストストール性に優れ、「ど
んな機動をしても限界がやたらと高い」Su-27シリーズですら、AWACSがバックについてい
るF-15の敵ではないはずです。
 そういうものも含めて、なんでSu-27の人気が高いのかよくわかりません。
 航空自衛隊がSu-27シリーズを導入するはずもなし、仮に導入したところで、米軍規格
の自衛隊では、工具から何からメートル法のロシア機とでは整備性も最低で、んー、ダメ
ですね。
「エースコンバット」シリーズがいけないのかもしれませんが、わたしはSu-27シリーズ
を「世界最強」と呼ぶ気にはなれないわけです。
 戦闘機単体では「世界最強」の名を得ることはできないし。世界最強はアメリカ空軍の
F-15でしょう。やはり。イスラエル空軍のF-15ももちろん強いだろうし、航空自衛隊の
F-15ももちろん強いでしょうが。総合力では残念ながらアメリカ空軍に勝てるはずもない
し。
 何がいいたいのかわからない文章ですが。
 端的に言うと、オタクちゃんはなぜかSu-27が好きなんです。なぜでしょう。
 それもあって私は最近あまり好きではなくなりました。
 リュールカ/サトゥルンAL-31なんてエンジン名称は好きなんですけど。
 それで言ったら、「アエロスパシアル」なんて響きも好きですけど。
 しかし、Su-27は「Zhuravlik」が本国での愛称で、「Flanker」は、NATOコードネームに
過ぎないのです。どうにもこうにも。
 やっぱしF-15が好きです。
 けど、第二次世界大戦で日本が参戦していなければ、または負けていなければ、F-15じ
ゃなくて、国産の(きっとエンジンの推力不足に悩まされ続ける)ジェット戦闘機が飛び
まわっていたのでしょう。そう考えると、悔しいなぁーなんて。

▼「さわり」
 よく聞く言葉です。
「さわりだけ教えて」
 辞書を引きましょう。
「さわり」というのは、歌のサビのことです。
 決して、決して、始まりのちょっと頭だけ、という意味ではありません。
 というわけで、みなさん「サビだけ聞かせて」と言っているのと同じです。
 ずーっと気になってはいたのですが、そんなこと指摘したところでどうしようもないの
でほうっていました。
 ついでに言うと、「いっしょうけんめい」ではなく、「いっしょけんめい」です。
 「一所懸命」。
 ひとつところを懸命に守るから、「一所懸命」です。
「重複」は「ちょうふく」です。
「相殺」は「そうさい」です。
「競売」を「けいばい」と読む人間は、法学部卒の可能性があります。
「十点」は「じってん」です。「じゅってん」と呼びたい場合は、「10点」と書きましょう。
「1.5」は、「いちてんご」です。「いってんご」ではありません。
「8.2」は、「はちてんに」です。「はってんに」ではありません。
「○○の方は、○になります」。「ほう」「ほう」「ほう」「ほう」うるせーんだよ!
「○○でよろしかったでしょうか」。「よろしいでしょうか」でいいだろう。
「5000円からいただきます」。「から」ってなんじゃ〜! 「5000円いただきます」「5000
円お預かりいたします」でいいじゃねぇかバカヤロー!
「Bomber」は「ボマー」です。ドイツ語読みだと「ボンバー」がも知れませんが。
 アクセントの平板化はカッコ悪いのでやめましょう。






 残念です。


(2004-05-24)



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