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広い北海道だからこそ

アップルウーマンの会

幹 事  齋 藤  サ ダ
(函館市在住)


函館から高速道路で
 土木建設業に携わり生かされている日々の生活の中で、自己研鑽を積み重ね、加えて少しは地域社会にも貢献したいとの思いを持つ女性の会、北海道の建設業に携わる女性の会(愛称アップル・ウーマンの会・本部札幌)への出席や時には社用やその他の用事で、道都札幌へ出る機会もあり、そのつどその用事の開催予定時間とにらみ合わせて、所要時間・費用の高・安全面などを考慮して幾通りかある函館札幌間の交通手段の中から、空路にするか陸路にするかを選択することになります。
 個人的事情から申し上げますと、私は各種の乗り物に弱く、乗り物酔いをしないのは自分自身で運転する小っちゃ自家用車だけですが、その車で現時点の道路事情の国道を、しかも私の未熟な運転手腕で札幌まで走るのは、あまりにも交通事故の危険が大き過ぎると家族から許可がでません。でも、現在着工中の安全な高規格道路が函館から札幌までの整備が完了したら、ぜひ車で走りたいと思っています。


苦手な振子特急
 ともあれ、あれやこれやを勘案すると、時間的に確実で、そして安全な、JR北海道を利用するのが最良の選択となります。JR函館線に札幌函館間を2時間59分で走り抜ける振子式特急気動車(スーパー北斗)が導入されてからは、尚更その便利さからJR北海道を利用することが多くなりました。がしかしスーパー北斗は、特急北斗や本州の新幹線に比較して、すこし揺れが過ぎるように思います。スーパー北斗がデビューして以来、短時間で走り、乗り具合も大変快適とのご意見が多く寄せられたことも十分承知致しておりますし、私も勿論そのご意見に決して否を唱えるものではありませんが、何度乗っても、私にはどうも苦手でカーブの連続する地点が続くとコタッコタッに酔っぱらってしまうのです。右にふわっーと揺れて左にふわっーと戻る。と立ち直るまさえなくまた右に大きく押しつけられるいう具合でやはり苦手です。札幌での用事を切り上げて慌ただしく乗り込むことの多い、17時01分札幌発のスーパー北斗が、八雲駅を過ぎ大沼公園駅を通過し大沼トンネルをくぐって下り坂に差しかかると、乗り物酔いはその極に達っします。高速で走る急な下りカーブでの遠心力はかなりのもので一瞬フワッと浮き上がりさえして、わが身を支えるのがやっととの思いさえします。平成8年12月4日未明七飯町仁山駅近くでJR貨物が転覆し20両の貨車がすべて脱線する事故がありましたが、あの地点と直感的に思いました。この事故の原因はいずれ解明され当然しかるべき対策が施されるでしょうし、人身事故にならなかったのは本当に幸いなことです。


是非実現したい新幹線
 まして振子式特急気動車(スーパー北斗)は、予想される総ての事例に対して、その対策を講じ回避し超越していることと安心していますし、様々の条件下で正確で安全な列車運行を続けているJR北海道の職員の皆様には、心より敬服を申し上げ感謝しております。とはいえ、3時間弱での札幌函館間の走行は、山間部の高低差とカーブが多く為か揺れに揺れてで、乗り物に弱い私には遺憾ともし難く苦痛で、札幌の帰りは丘珠からのANKに乗っての帰函となることが多いのです。が函館へのANKの最終便の時間が早くて、航空機での帰函を選択すると用件や会合を途中で切り上げることになってしまいます。もう少しの早さとそしてもう少しの快適さを望むなら、詰まるところ欲しいものはやはり北海道新幹線となります。様々の問題点が解決出来て、北海道新幹線が完成したら札幌函館間をどの程度の所要時間で走るのでしょうか、是非実現したいものです。


広い北海道には多様な手段
 道北、道東に在住するアップルウーマンの会の会員の思いも同じで、様々な状況や事情を整理整頓して例会に出席し、勉強もしたいし、他の会員さんとお会いしておしゃべりもしたいと思っても、往復の所要時間を考えると、出かけるのを躊躇してしまうとのことです。北海道新幹線が欲しい、道内各地の空港の航空機の離発着の便数がもっと欲しい、高規格道路が欲しいと言うのはあまりにも欲張りとのご叱責を戴くことがありますが、この広い北海道の各地に点在して広々と棲む道民がさらに多様な生活を満喫の出来る大地を創造し、この大地で人と人がさらに交流を深め互いを理解し、実りある日々を送る為にも生活の拠点を北海道のどこに置いても、安全に短時間に移動できる、多様な交通の手段がもっともっとあってもよいと思います。
 人と人とが出会うことによって、北海道の文化経済を含むあらゆる方面の発展の新しくって力強い起爆剤が生まれると信じています。

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