北海道−シベリア極東−欧州*“ユーラシア横断鉄道”できる?
※ロシア、物流の大動脈に(道新 2001/02/06(火) 朝刊)
【モスクワ・共同】ロシアのプーチン大統領がこのほど、極東ハバロフスク地方−サハリン−北海道を海底トンネルなどでつなぎ、将来的には北海道とロシア極東間の鉄道をシベリア鉄道に連結、欧州まで結ぶ「ユーラシア横断鉄道計画」の策定を鉄道省などの関係機関に指示した。
今年九月末にハバロフスク地方コムソモリスクナアムーレでの着工を予定するなど、準備作業が始まっている。
「大国ロシア」復活を掲げるプーチン政権には、これら鉄道網を使ってロシアをユーラシア物流の大動脈とし、国際経済上の地位を高めようとの狙いがある。
だが、膨大な費用調達の具体策はこれからで、計画全体はまだ“構想”の域を出ていない。
計画策定に当たる地域統合輸送プロジェクトセンターのラズベギン所長によると、コムソモリスクナアムーレとサハリン・ノグリキ間の工期は四年。既に鉄道省に予算を計上した。
同所長はサハリン経由で北海道と大陸ロシアを連結、鉄道輸送を実現することで「日本から欧州連合(EU)諸国に船で(貨物を)運ぶ場合に比べ、輸送期間が約二週間短縮される」と指摘。日本側にプロジェクトへの参加を呼び掛けている。
※米ロをつなぐトンネル計画(道新 2001/01/19(金) 朝刊)
【モスクワ・共同】タス通信は17日、ベーリング海峡を挟んでロシア極東のチュコト自治管区と米アラスカ州をつなぐ海底トンネル建設計画がロシア、米国、カナダ、英国、フランス5カ国の共同研究の下で進んでいると報じた。
ロシア側プロジェクト当局者の話として伝えた。これまでの調査結果は既に世界銀行、米ロ両国政府に提出され、同当局者によるとプロジェクト第1段階で500億−600億ドル、第2段階で100億−150億ドルの予算を見込んでいるという。具体的な財源な
どは不明。
当局者は先の自治管区知事選に当選し、17日に就任式を行ったロシアの政商アブラモビッチ氏との面会を希望しているとされ、計画の背景にはプーチン政権下でかつてのような影響力を振るいにくくなった政商の新たな利権獲得の思惑も絡んでいそうだ。