日本キリスト協会札幌桑園協会

桑園幼稚園

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桑園幼稚園 ともに育ちともに生きる

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幼稚園の概況

名称 学校法人桑園幼稚園
創 立 1923年(大正12年)10月23日
理 事 長 秋本 英彦
園 長 飯田 かおり
在園児数 105名(満3才から小学校入学までの幼児)
職 員 理事長・事務長1 園長1 教頭1 教諭7 
預かり 担当2 事務2 用務1 計15名

保育の内容

 幼児の生活の基本は遊びであるととらえ、幼児期にできるだけ豊かな遊びの経験をもたせる保育を行っています。

 近くには知事公館、植物園、北海道大学等があります。便利な交通機関を用い、稲積公園、百合ヶ原方面へも出掛け、園外にも保育の場を広げています。子どもたちは自然の中で自分の遊びを見つけ、のびのびと過ごします。

 年間の行事は、遠足、お泊り会、運動会、チャリティー子どもバザー、幼児祝福式、感謝祭、クリスマス・ページェント等があり、子どもたちが中心となって行なわれています。

 これらを通し、自律心を養い、あらゆることに挑戦しています。
また神の恵みを覚え、広く世界の人々のことを考え、協力して奉仕し、社会人、国際人として豊な人格が形成されることを願って、保育をすすめています。

幼稚園の生い立ち

 幼稚園は1816年、イエスを主と仰いだフレーベルによって始められた。その創設地に近いドイツのギーゼンで、日曜学校の教師をしたことのあるルーテル派の教会員、エルネスチネ・エーマーは、同地に留学してきたキリスト者、札幌農学校教授新島善直と結ばれ、札幌へ、そして1910年(明治43)北6西12のいわゆる博士村に移住した。

 栄子(新島夫人の日本名)は、その前年、同地に移住していた隣人時任和歌(札幌農学校教授時任一彦夫人)と親交を結び、和歌を信仰に導くと共に、キリストの愛に基く幼児教育について語り合った。新島善直は東大時代から日曜学校の校長、札幌に来ると間もなく札幌北辰教会(日本キリスト教会札幌北一条教会の前身)の日曜学校長となり、召天まで43年間幼児童教育に尽くした人である。一方、時任和歌は生地鹿児島で8年間小学校の教員をしていたので、信仰を得てからは幼児童の宗教教育に意欲を燃やしていた。折しも、1918年(大正7)札幌北辰教会に赴任した牧師小野村林蔵は桑園地区の伝道を重視し、和歌にその意向を伝えたのが導火線となって、1920年(大正9)2月、和歌は新島夫妻の協力を得て、自宅において日曜学校を開始した。その年の暮れ、和歌と栄子は北大総長佐藤昌介に面接して、北7西13(現在幼稚園東側マンション敷地)に904㎡の北大校地を借り受けることができた。これらの要因が重なって、日曜学校、幼稚園、伝道3つの目的を果たす建物が1923年(大正12)生まれ、同年9月、園児20名をもって保育が開始された。これが桑園幼稚園の起源で、創立の精神はキリストによって示された信仰と愛に根ざす人間教育にある。

 その後、経済不況のため園児が漸減し、1931年(昭和6)閉園、1935年北星女学校保育専攻科の実習園として再開した。しかし、この後戦時色が濃くなり、終戦間近の1945年(昭和20)8月11日再度閉園することとなったが、終戦後直ちに小野村牧師は札幌北一条教会の力で保育を再開、10月には名実ともに札幌北一条教会の幼稚園となった。

 1953年(昭和28)には、札幌北一条教会の定期総会で、桑園幼稚園に併設されている伝道所の独立が決議され、札幌桑園教会と本園との協力関係を深め、1974年本園の理事権が札幌北一条教会から札幌桑園教会に移譲された。

 1954年(昭和29)には、教会をバックにしたキリスト教主義教育の公共性を確立するため学校法人設立認可を得、教会立から学校法人立とした。

 1977年(昭和52)に現在の場所に教会と併設して園舎を新築、多くの方々の祈りと、歴代の保育者の働きに支えられ、創立の精神を受け継ぎつつ現在に至っている。

(学校法人桑園幼稚園 「60年のあゆみ」より抜粋)

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