『新・神楽と出会う本 〜歌・楽器・お囃子〜』
本邦初の「神楽ガイドブック」として出た前作に続くグレードアップ版です
「神楽とは何か」をあらためて解説し、列島のルーツ・ミュージックと捉えた神楽の音楽面にスポットを当て、神歌・神楽歌などの歌や観客の歌うせり歌、様々な楽器やその奏法、多様な姿のお囃子などを紹介します。
三上が訪ねた神楽の中から前作の倍の50ヶ所を紹介、180以上のQRコードを付けたので文中で紹介された神楽をすぐにスマホなどで確認することができる画期的な本です。
定価2200円+税
2017年初版
『神楽と出会う本』
本邦初の「神楽ガイドブック」として三上が書いた本です。研究者さんたちの専門的な本はこれまでもいろいろありましたが、初心者にわかりやすく、という単行本はこれまでありませんでした。
三上が訪ねた神楽の中から25ヶ所を選んで紹介している他、「神楽の構造」や「音楽」「舞」などの解説や、「現地に神楽を見に行った時のマナー」などのコラムなどで構成されています。すでに5刷になっていて、ロングセラーになっています。
帯は中沢新一さんが書いてくれました。
「いまおこなわれている神楽が、そのまま古代の音楽を伝えているとはいえないけれど、その中に聞こえないリズム、見えないベクトルのような形で、はじまりの音楽の痕跡が残されていることは、まちがいない。
それを取り出すためには、音楽の深部まで踏み込んで、その聞こえないリズム、見えないベクトルを取り出すことの出来る、特別な抽象の能力が必要だが、幸運なことに、三上さんはその能力が備わっている数少ない人なのだ。」
--------中沢新一(人類学者)
『神楽感覚』
NPO東京自由大学で細野さんが行った対談、トークを収録したものですが、
僕は対談には参加していなかったので、書下ろしの寄稿が一編入っています。
本にも、本の宣伝にも演奏曲目が書いてありませんが、
即興演奏の他に細野さんの『バースデーソング』『ルーチューガンボ』『Stella』、
雲龍さんの『天平の笛』、僕の『ひねもす』『思い草』などの楽曲もやってますよ。
定価2592円
作品社
2008年初版
『お神楽』
もう活動は停止してしまったけれど、1998年から始まった伊勢・猿田彦神社の「猿田彦大神フォーラム」において神楽調査担当となった三上と編集者の原章氏が企画・構成者として2001年に出版された平凡社・別冊太陽「日本の心シリーズ 105」のムックです。
三上、原の二人が全国各地の神楽を探訪記のような形で紹介。研究者の人たちがそれぞれのテーマで解説してくれている総合的な内容の本で、当時「猿田彦大神フォーラム」の顧問であり『太陽』の元編集長でもあった故・谷川健一先生が「よく出来ている」と褒めてくれました。
全国の神楽を網羅したこのような出版物はこれまでなかったので、この分野についての本としては異例のセールスを記録、現在は版元品切れ状態になっており、入手できるのは中古本になり、その場合も付録のCDがついていない場合が多いです。
そのCDは三上がフィールドレコーディングしたものです
平凡社
2001年初版
『アルテス』
アルテスパブリッシングが新しい音楽雑誌として創刊。三上は「神楽・民俗芸能と東北復興」を寄稿。
著者 : 坂本龍一、ピーター・バラカン、高橋悠治、大友良英、他
定価1300円+税
アルテスパブリッシング
2011年冬号
『アイヌの本』
アイヌ民族やその文化について幅広く紹介した、当時画期的な入門書。すでに亡くなったしまった多くの長老たちのインタビューも貴重。AMAZONで中古が買えます。
絶版
宝島社〜別冊宝島EX
1993年初版
『精霊神の原郷へ 民俗仮面と祭りへの旅』
現在もっとも宮崎の神楽に詳しい「九州民俗仮面美術館」館長の高見乾司さんの新著。
著者 : 高見乾司
定価3024円
鉱脈社
2013年初版
『山と森の精霊 高千穂・椎葉・米良の神楽』
LIXIL BOOKLETのシリーズとして高見さんが監修したコンパクトな一冊。
著者 : 高見乾司、中沢新一、鈴木崇正、他
定価1944円
LIXIL出版
2012年初版