QUOTATIONS


フォーク、ニューミュージック系のアーティストを中央に多く輩出している北海道であるが、地元に根付いて活動しているのはブルース、ソウル、R&B系が多い。
札幌では20年以上の活動を続けているベーカーショップブギも健在だし、トマトスで活躍していた松竹谷清も帰ってきてキヨシ&チョコレートダンディーズで元気に活躍中。
その中でもクォーテーションズはニューオリンズテイストをベースに70's,80's,90'sの様々な要素(ロック、ニューウェーブ、テクノ、アフロ、エスノ、アジア、ジャパネスクetc.)をちりばめたサウンドに内海謙一のシブいボーカルを乗せた独自の音世界を展開(レコード会社の担当者もなんと呼んでいいかわからなかった)。ライブではニューオリンズのカバーも楽しい。
曲の完成度では東京のミュージシャンからも一目置かれているバンドである。97年2月11日にライブがありました。その報告はここ。
98年12月20日にセカンドミニアルバム『宝島』をリリース。99年1月31日、渋谷エッグマンでゲストに細野さんを迎えてライブ
2月23日には札幌ベッシーホールで原マスミをゲストにライブ

1979
和田博巳(B.元はちみつぱい)、内海謙一(KEY.元ベーカーショップブギ)、三上敏視(GUI.元ワンダールーフトップ)などで結成。
1980
井上大介(KEY.)加入。
1981
札幌駅裏8号倉庫やライブハウスを中心にライブ活動開始。フリクション、ゼルダ、じゃがたらなどと共演。
1983
あがた森魚の札幌コンサートでバックバンドを務める。
1984
鈴木慶一主宰の水族館レーベルのセカンドコンピレーションアルバム『陽気な若き博物館員たち』(徳間ジャパン)に参加。レーベルの3DAYSコンサート「水族館まつり(渋谷LIVE-IN)」でライブ。和田博巳、東京に移り脱退。
1987
自主製作シングル『HAVANA MOON』リリース。ピーター・バラカン、坂本龍一などから支持を得る。このあとコンピュータを使ったテクノファンク、テクノニューオリンズ的サウンドが中心となる。
1989
野表直(B.元シェッタガーリア)加入。クラブ「THE WALL」での深夜ライブや友部正人、トマトスとの共演などライブ活動再開。
1991
一時活動休止。
1993
大山淳(DS.)谷崎牧子(VO.)が加わり活動再開。コンピュータを使わないライブに転換。オリジナルのほかにニューオリンズのR&Bなどもカバー。
1996
VIVID SOUNDよりミニアルバム『music from cool city』リリース。
199812.20自己レーベルGRU-GRU RECORDSからミニアルバム『宝島』リリース。



内海謙一
70年代のディスコ全盛期に高度な演奏で札幌を代表するバンドとして全国的に知られるソウル系バンドBAKERSHOP BOOGIEのメンバーとして活躍。
QUOTATIONS結成後は作曲とボーカルで自己の音楽を展開。最近は作詞も手がける。渇いた声質と歌唱力には定評があり、北海道では「クルー」のCMソングで注目され、その評価が定着した。

三上敏視
QUOTATIONSの活動のほか、映像作家山田勇男の作品で音楽を担当。友部正人やあがた森魚などの札幌でのライブのサポートも多い。最近はオーストラリア先住民アボリジニの楽器、ディジェリドゥーの演奏も始め、細野晴臣EtherVibeなどに参加。気功音楽も手がけ、96年にリラクゼーション音楽CD『気舞』をリリースしている。







QUOTATIONS NEWS 2 

1月18日オンエアのJ-WAVE「細野晴臣 DAISY WORLD〜HYPER BALLADE」に三上がゲスト出演します。
東京圏でしか聞けませんが、細野さんといろいろ話をして、曲も2曲かかりますから聞いて下さい。20:00-20:50の放送です。
「USEN440」という有線放送なら全国でも聞けますけど。
この日はもう一人のゲストが長門芳郎さんで、めっちゃくちゃ面白い話になっています。
99/1/11

QUOTATIONS NEWS 3 

TarzanでCD「宝島」が紹介されました


雑誌「Tarzan」3/10日号の70ページ、MUSIC情報のところで中川五郎さんが「宝島」を紹介してくれています。
インディーズ3枚をまとめて紹介しているコラムなので字数は少ないですが、その分もったいないほどのゴージャスな表現をしてくれました。
ここで転載させてもらうと、
「いみじくも細野晴臣が『ノーザンデルタ』と形容した札幌の十年選手クォーテーションズの『宝島』。はっぴいえんどとザ・バンドがニューオリンズで遭遇したかのような贅沢(デリシャス)な音」
と書いてくれています。
自分たちではまだまだ到達しているとは思っていませんが、目指しているのはまさにその世界。取材したわけでなく、音を聞いただけでここまで読みとってくれたのはさすがは中川五郎さんです。
本当に音楽が好きな人にちゃんと届いているんだなと思うと、作って良かったとしみじみ思います。
あとは売れてくれれば...。 (三上敏視)




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